SM7Bを使うときの注意点|ゲイン・プリアンプ・必要機材を整理
SM7Bを使用する際に注意したい、出力の小ささやゲイン確保について解説しています。オーディオインターフェース側のGAIN調整だけでなく、必要に応じてマイクプリアンプを併用する考え方も整理しています。
はじめに
SHURE SM7Bは、配信・ナレーション・ボーカル収録などで使われる定番のダイナミックマイクです。
USBでPCに直接接続するタイプではなく、XLRケーブルを使ってオーディオインターフェースなどに接続して使用するXLRマイクです。
落ち着いた声の質感を作りやすく、中低域に厚みを出しやすい一方で、導入時にはいくつか注意したいポイントがあります。
このページでは、SM7Bを使う前に知っておきたいポイントを整理します。
XLR接続マイクを使うために必要なもの
XLR接続のマイクは、USBマイクのようにPCへ直接接続するのではなく、基本的にはオーディオインターフェースを経由して使用します。
XLRマイクを使う場合に必要になりやすいものは、主に以下です。
■オーディオインターフェース
XLRマイクの音をPCに取り込むために必要な機材です。
XLR接続のマイクは、基本的にオーディオインターフェースに接続して使用します。
■XLRケーブル
マイクとオーディオインターフェースを接続するためのケーブルです。
XLR接続のマイクを使う場合は、基本的にXLRケーブルもあわせて用意する必要があります。
■マイクアームまたはマイクスタンド
マイクを口元付近や使いやすい位置に固定するために使います。
マイクの位置を安定させることで、声の音量や音質も安定しやすくなります。
SM7Bは出力が小さめで、音量確保に工夫が必要な場合がある
SM7Bは出力が小さめのマイクです。
オーディオインターフェース側のGAINを上げて音量を調整することはできますが、上げ幅が大きいと環境によってはホワイトノイズが気になる場合があります。
そのため、SM7Bの導入を検討している場合は、マイクプリアンプの必要性もあわせて確認しておくと安心です。
マイクプリアンプを使うことで、マイクからの信号をオーディオインターフェースに入る前に持ち上げ、無理にGAINを上げすぎずに音量を確保しやすくなる場合があります。
ただし、SM7Bを使う場合に必ずマイクプリアンプが必要というわけではありません。
十分なゲインを確保できるオーディオインターフェースを使っている場合や、声量、マイクとの距離、配信ソフト側の設定で問題なく音量が取れている場合は、追加機材なしでも運用できます。
音量が足りない場合や、GAINを上げたときのノイズが気になる場合に、マイクプリアンプを検討するとよいでしょう。
SM7Bを使用している活動者が使っているマイクプリアンプを関連機材に乗せておきます。
SM7dBという派生モデルもある
SM7Bには、プリアンプを内蔵した派生モデルとしてSM7dBがあります。
SM7dBは、SM7Bの系統に近いマイクでありながら、内蔵プリアンプによって出力面の扱いやすさを高めたモデルです。
そのため、SM7Bを検討しているものの、ゲイン不足やマイクプリアンプの追加が気になる場合は、SM7dBも比較対象になります。
ただし、SM7BとSM7dBはまったく同じ運用になるわけではありません。
価格、接続環境、使いたい音の方向性、すでに持っているオーディオインターフェースなどを見ながら選ぶのがよいです。
すでに十分なゲインを確保できる環境がある場合はSM7Bでも問題なく使える可能性があります。
一方で、できるだけシンプルに音量を確保したい場合は、SM7dBのような内蔵プリアンプ付きモデルも選択肢になります。
まとめ
SM7Bは、声に厚みや落ち着きを出しやすい魅力的なダイナミックマイクです。
一方で、出力が小さめでゲインを必要としやすいため、導入時にはマイク本体だけでなく、オーディオインターフェースやマイクプリアンプ、XLRケーブルなどの周辺機材も含めて考える必要があります。
すでに十分なゲインを確保できる環境であれば、追加機材なしでも問題なく使える場合があります。
ただし、音量を上げるためにGAINを大きく上げる必要がある場合や、ホワイトノイズが気になる場合は、Cloudlifter CL-1のようなマイクプリアンプを検討する価値があります。
SM7Bを導入する際は、マイク単体ではなく、配信環境全体の構成として考えるのがおすすめです。

